『影響力の武器』でコピーライティング力を強化できる!? 名著中の名著で”稼ぐ”を鍛えろ!!

この大きく変わった世界情勢の中で、「働き方」が見直されている。外へ出て働くのではなく、家の中で働いたり副業をしたりしてダブルワークで、ゆとりのある生活をするだけの稼ぐスタイルに注目が集まっていることをご存知だろうか。

その中でも「コピーライティング」は一度書いた記事で継続的に収益を生み出すめ、文章で他者に影響力を与える武器を持っていれば不労所得で優雅に生活を手にすることができる仕事として、注目を浴びている。

しかし、他者に影響力を与えるということは、簡単なようで簡単ではない。

他者へ影響力を与えるにはテクニックが必要になる。そんな他者に影響を与えるテクニックを持っている人間というとあなたはどんな人物を思い出すだろうか?

メンタリストのdaigoを思い浮かべた人もいると思う。その彼がメンタリストとしての第一歩を踏み出すときに、影響を受けた本として有名な一冊の本がある。

それが「影響力の武器」(著:ロバート・B・チャルディーニ)だ。

「影響力の武器」(著:ロバート・B・チャルディーニ)は心理学をもとに実験を行って人間がどういった影響を受けるのかについて書かれているものである。

この記事を読んでいるあなたは副業に興味を持っていて、今後稼ぎの1つにしようとしていると思う。

副業の中でもコピーライターはオススメだ。なぜなら1つの記事を書くことで継続的に収益を得ることができるからだ。

コピーライティングは魅力的な文章が書け、その文章が大衆に対し影響力を与えることができればそれがそのまま稼ぎにつながっていく。

つまり、影響力を持っていれば成功者への道を開くことができる。

そこで今回は「影響力の武器」が、コピーライティングにどのような影響を与えるのかを紹介する。

ロバート・B・チャルディーニが書いた「影響力の武器」とはどういった本なのか

まず本の内容の前に作者のロバート・B・チャルディーニについて紹介しておこうと思う。

彼はアメリカのウィスコンシン大学を卒業し、その後、ノース・キャロライナ大学にて1970年に博士号を取得した経歴を持つ、アメリカを代表する社会心理学者だ。

社会心理学をマーケティング戦略に応用したチャルディーニの法則は世界的にも有名である。

そんな彼が書いた本が本書「影響力の武器」である。

世界的に有名であり、長く読み継がれているマーケティング戦略における基礎が詰まっている本だ。

そして、さきほど少し触れたが、「影響力の武器」という本がどう言った内容なのかについてもう少し詳細に触れようと思う。

多くの人が聞いたことがあるだろうがアパレルショップにて「最後の1点になるのでよかったらお早めにお決めください」という希少性を高めて、さらに「最後の1点だから早く決めないと!」という購入を検討する時間を与えないという心理テクニックだ。

こういったよく知られているテクニックについてまとめられている。

本書の中で使用されている「カチッ・サー」と言われているものがある。影響力というより営業や接客における心理テクニックの基本で紹介されている。

固定的行動パターンと呼ばれているものであり、テープを再生するとカチッと再生ボタンの音がしてサーと流れるということから「カチッ・サー」という名前が付けられていてとても面白い。

「残り1点」の販売文句はまさにカチッ・サーに当てはまる。「残り1点?!買わないと次に来た時はないかもしれない!」という客の心理はまさにボタンを押されたテープレコーダーである。

また、著者自身が接客を受けている際にカチッ・サーを利用した販売文句を言われた際に「私にカチッ・サーは通用しませんよ」と店員に漏らしてしまったというエピソードには笑ってしまった。

余談だが、店員は「はぁ?」と反応をしていたそうだ。

こういったテクニックの内容はもちろんのこと、実際に使用してみたら人間はどう言った反応をするのかについてまとめられている。

あなたがもし、財布を拾ったとしよう。

その財布の中にはそこそこの金額と一緒に「この財布があなたの元へ返ることを願って警察へ持って行きます」という紙が入っていた場合、あなたはどうするだろうか?

「あぁ、元の持ち主が落としたものを別の人が警察へ届けようとしたが、落としてしまったのか。それなら自分が届けなくては。」と考える人は多い。

しかし、その書かれている文章がカタコトの日本語だった場合はどうだろうか。

本書ではアメリカで実験を行ったため、実際には英語でのメモで実験が行われたが、ネイティブが使用する文章で書かれていた場合とノンネイティブだった場合では実験結果に差が出ている。

類似しているグループに属している人間はお互いに好きになる確率が高く、また、他の人間が行った行為に影響されて財布を届けようと考えてしまう。

ネイティブが書いたメモが入った財布、片言で書かれたメモが入った財布、メモがない財布の順番で財布が戻ってくる確率が低かった。

つまり、「自分と同じグループ」のネイティブが財布を届けようとしたことに「影響されて」財布を届けたという心理学のテクニックが実際に証明されたのである。

こうした実験結果の詳細なデータを見てみたい人はぜひ「影響力の武器」を読んでみてほしい。

メンタリストdaigoが影響を受けた理由が理解出来るだろう。

本書「影響力の武器」がどういった内容かわかってもらえたと思う。

それでは続いて本書を「コピーライティングにどう利用することができるのか」について紹介していく。

ロバート・B・チャルディーニが書き上げた伝説の「影響力の武器」をコピーライティングで応用しよう

さて、本書「影響力の武器」(著:ロバート・B・チャルディーニ)の中からコピーライティングで利用できるポイントを紹介しよう。

希少性をアピール

アパレルショップだけでなく様々な場所で利用されている「残りわずか」「期間限定」といった言葉を一度は目にしたことがあるはず。

これは「悩んでいる時間」がないことや「次回のチャンスはもう無い」という考えをよぎらせて、その場での購入を決めなくてはならないと思わせるテクニックである。

たったこれだけ?と感じる人もいるかと思うが、このテクニックを使用しているのと使用していないのでは雲泥の差がある。

「次で購入できるなら今購入しなくてもいいか」と思いページを離脱した人が戻ってくる率は低い。または、あなたが作成したページ以外から購入してしまう可能性もある。そうなってしまってはあなたの利益がなくなってしまう。

とても簡単だがより利益を生むテクニックである。

社会的証明の原理

社会的証明の原理で一番わかりやすいものが、本の紹介で少し触れたが「自分と類似している人間の真似をしてしまう」ということである。

本書では財布を用いた実験データが記載されているが、これをダイエットの商品や美容の商品、ビジネスの悩みなどに置き換えて考えてみてほしい。

あなたと同じ悩みを持っている人が悩みを解決したという記事を読むと参考にしてみようと思うのでは無いだろうか。

その相手がよりあなたと年齢、性別、見た目など近ければ近いほどその記事に親近感を感じ、真似をしようと無意識化で考えてしまう。

その心理を利用して商品紹介ページを作成するため、企業はこぞってモニターを探して写真データを利用するのだ。

肩書き

自分には肩書きなんて存在しない、ライティングで使用する商品の分野では全くの素人でわからない、と依頼を引き受けないという人がいるのならそれは待ってほしい。なぜなら、コピーライティングで成功している多くのライターは各分野のプロフェッショナルではないからだ。

彼らはいつでも各分野に関する悩みや知識を調べたり、企業からデータをもらったりすることで、さも、専門家が作成したページを作り上げている。

ではライティングの記事に「肩書き」を利用するにはどうしたらいいのか。一番手っ取り早いものが、ライティングの記事には「専門家の意見は〜」という言葉と専門家の写真を載せておくことで購入率はぐっと上がる。

それだけではない。

ライティングを依頼する企業に対しても「〇〇の記事を書いたのは私で、これだけの収益を上げたライターです」という「肩書き」はとても重要である。

この肩書きがあるだけで報酬が上がるし、報酬を上げる交渉をする材料にすることができる。

今回はわかりやすい3つのポイントを挙げてみた。読んでみたあなたは「たったそれだけのことしかないの?もっと専門的なものはないの?」と思われるかもしれない。

しかし、「たったそれだけ」の簡単なテクニックで人は影響を受け購入してしまうのだ。そして、コピーライティングで収益を上げることができないライターはこんな「たったそれだけ」を記事に組み込んでいないのだ。

もちろん、ライティングのテクニックにはSEOを意識した記事作成やキーワード選択、googleプログラムの理解など多くの知識が必要になることは間違いない。

しかしコピーライティングにはこうした心理的テクニックを用いることで、文章や記事に影響力を持たせることができる。その影響力があなたの収益につながるのだ。

ロバート・B・チャルディーニの知恵で「影響力の武器」を武器にしてコピーライティングで優雅な生活を手にしよう

ライターの講座を受けた際に、成功者の証明として収益の履歴を見せてもらったことがある。

一時的にはかなりマイナスに近い状態だったが、徐々に記事の閲覧率が上がり月収が100万円近くまで登った月もあった。

そのあとも特に記事を書かなくても平均的にサラリーマンの月収程度の収益があり、その間海外で旅行しながらホテルで記事を書いていたそうだ。

今の世界情勢を考えると海外のリゾート地で記事作成は夢のまた夢だが、外へ出ることが少し怖い現在だからこそ、コピーライターとしての基盤を作り上げるチャンスでもある。

余談だが、私はライターの講座を受けた後に引き受けたライティングの仕事で、相手に気に入ってもらうことができ、継続的に仕事を受けることができた。

そのおかげで、カフェのモーニングを楽しむことができたことは今でもいい思い出の1つである。

現在も継続的にライティングの仕事を受け、副業として収益をあげることができている。

本書「影響力の武器」はメンタリストdaigoが影響を受けた本として有名だが、私にとっても読んでいて、とても興味深い1冊だった。ロバート・B・チャルディーニが残してくれた影響力を武器として使う知識をぜひ手に入れてほしい。

そしてあなたの収益に繋げてもらえたら私にとってこれほど誇らしいものはない。