『売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが見つかる言葉のアイディア』の重要エッセンス

2021年7月末時点で、アマゾンにおいてベストセラー表示がついている「売れるコピーライティング単語帖探しているフレーズが見つかる言葉のアイディア」を本気で活用するなら、どんな点、どんな技術を生かせるであろうか。

売れるコピーライティング単語帖表紙

この記事を読み終えたあなたは『売れるコピーライティング単語帖探しているフレーズが見つかる言葉のアイディア』の重要エッセンスを俯瞰しながら(そう!まさに俯瞰しながら)筆者の全精力を注ぎこんだであろう文章から「書くヒント」を得るであろう。

5000万人もの人が集客を望み、売ることを考えている

厚生労働省のデータによると、2021年現在の第3次産業就業者数は4924万人、労総者人口割合は72,7パーセントである。この簡単に言うとサービス業に従事する労働者が、4分の3を占める我が国において、集客を行うことが最重要課題である。

コロナ禍においては、物理的に近くに住んでいる顧客を集客できることは少なくなってしまった。逆にインターネットで、地理的な問題がなくなり顧客が広がる可能性も出てきている。そのためには、グーグルなどの検索エンジンにていかにして上位に挙がるかが重要となってくる。いわゆるSEO対策である。

コピーライティングという言葉の本当の意味

コピーライティングというと、SEO対策としての言葉の選択だけを考えてしまいがちである。しかし、この本の作者は、断言する。「対面式の営業にしても、すべての販売に影響を与えうる」と。

読み始めた当初は、何を言っているのかよくわからなかった私も、読み進めるうちにその真意が垣間見えてきて、少々驚きました。

まさに、営業活動そのものであった。私は、営業活動は、初動が大切だと思っているし、大方の営業に従事する方もそこは賛同していただけると思う。

まずは人に知ってもらうこと

対面営業をしている営業マンであっても、会社の広報担当の方で、広告を制作している人であっても、販売拡大のためのネットリテラシー部門担当の人であっても、すべてコピーライティングが必要である。

物を購入する人は、「生活の質を上げたい」と思っているので、それが可能であることを伝える=営業だ、という筆者の言葉には、長年の研究による重みが感じられる。その営業の時に発する言葉、それはPASONA理論に基づくべきだとの提案が、本書である。

人に知ってもらうための便利なワードが存在する。

対人営業の際に、闇雲にトークしても聞いてもらうこと自体困難であろう。飛び込み営業などは、本当に初動が大切であろうし、その時に選ぶ言葉を考えることが、コピーライティングであるとの主張は、私にとって斬新であった。ましてや、インターネットを使って不特定多数の人にものを売る、集客の場合もコピーライティングの知識が必要になることは想像に難くない。当然カギを握るであろう。

消費者は、ものが欲しければ、今やネット検索は、常識というよりもはや条件反射に近いものがあると思う。

すなわち、検索をかけた時にいかにその上位に挙がってくるかが、販売において重要であるのは間違いない。

より多くの人が共感するであろうキーワードを使い多くの人々の意欲をそそらせるための構想を練る必要がある。

実際、私も、田舎で自営業を営んでいるので、自分のHP運営上でも、その文言を考えるのも、非常に難しく、精神的苦痛を伴う作業となっている。

ネット検索で、SEOワードを検索しただけでも、ヒット数は本当にたくさんあり、結局どうしていいのかわからなくなってしまうのですよね・・・

PASONA理論とは…

PASONA理論を、この限られた紙面で網羅することは、到底不可能であるが、他人の問題を解決する=ものを販売するという出発点から、私には衝撃であった。

他人の痛みを掘り下げて、自分の痛みとして感じられるようになると、グッと身近で顧客が共感する言葉をつかえるようになるという筆者の言葉は、まさに目から鱗である。

あれこれと勝手に心配して、言葉をかけられる人、そして自分では気づいていない痛みを教えてくれた人に、耳を傾けたくなるという発想も私にはなかったので、衝撃が怒涛のように迫ってくるかんじでした。

  • Problem(問題)
  • Affnitty(親近)
  • Solution(解決)
  • Offer(提案)
  • Narrow(絞り込み)
  • Action(行動)

と分類された構成は、斬新で、人間の消費活動購買意欲の深層心理をついたものであるといえよう。まさに、経済活動(消費購買活動)全体を俯瞰したところからの理論であると感じた。

本書ならではの、コピーライティングの掲載方法

本書は、本の最初から、きちんと読み進めていく形で理論を体得しやすくなっており、ほとんど知識のない私にとっては、非常に進めやすかったです。

営業活動を現在されている人にとっては、理論を机上の空論のような感覚で勉強するのは、時間の無駄でもあるし、精神衛生上もよろしくない。しかし、自分の営業活動の中身に照らし合わせながら、一緒に進めていくことができる「優しい」構成の本である。

まずは、顧客の問題を解決するという発想から出発するので、「問題」というワードを含んだキーワードをどんどん列挙してくれる。

世に言うSEO対策は、はっきり定義されているものでもなく、様々な条件が重なっており、そのアルゴリズムは公開されていないので、なかなかわかりにくいものであると聞いたことがある。

したがって、それを想像で想定して、SEO対策やっていますというのは、非常に論理的整合性に欠けるものであると思うが、本書に関しては、人間の心理的購買意欲とはどういうものかという発想があるため、流行に流されない力強さを感じる。

そう、小手先のテクニックではないのだ。実際、小手先のテクニックは、インターネットの世界で、簡単に検索でき、誰でも閲覧することができる。本書は、そういった小手先のテクニックではなく、時代の流行に流されることない、確固たる理論に基づいているので、安心してライティングを進めることができる。

もちろん、問題から始まって、親近・解決・提案・絞り込み・行動まで、すべての項目に対応したキーワードをすぐに見つけることができ、全体の構成もコントロールすることができる。

しかも、構成に合わせての掲載順序なので、調べるという作業が減り、時間的なコストパフォーマンスが、格段に向上したことは、特筆すべきことである。

実際に、私も自営業で集客に日々、頭を悩ませていますが、この本に則って営業活動を進めるようになりました。特に、変化を感じるのが、営業のスタンスが変わったせいか、お客様からの相談が増えていることですね。

今までは、こちらから、サービスの提案をしていくことがほとんどだっだが、お客さまの痛み、悩み、不安なことへアプローチをかけ、こんなサービスがあるので、一緒に頑張りましょう!というスタンスに変えたところ、ホームページも閲覧数が1.5倍となった。そのうえ、お客様からの相談件数が増え、その結果ご成約という流れもできつつあり、売り上げも1.2倍となった。

最高のコストパフォーマンス

第3次産業に携わる人々、全員にこの理論を知って営業活動することを強くお勧めしたい。経済学で学習する、経済活動は、効用関数の最大化を希求するという考え方を汲みつつ、問題解決の手法としての商品・サービスの購入という点で、有用な知識と言えよう。

何せ、時間がかからずサクサクワードに到達できるのが嬉しい。

広告、集客に移管を割かれるくらいなら、お客様と接して大忙しという、自営業者の最高の願いをかなえてくれること間違いなしです。

【著者プロフィール】

神田 昌典氏の学歴と経歴

神田氏は、アルマ・クリエイション株式会社 代表取締役が現職のようで、一般社団法人リードフォーアクションという読書会の代表理事という肩書を持っている。

上智大学外国語学部卒行後、ニューヨーク大学経済学修士を経て、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士=MBAを取得…私にとってあこがれの経歴である。
大学3年生の時に、外交官試験合格して、4年生の時には外務省経済部に勤務ということであるが、相当勉強しないとできないことである。
1998年、経営コンサルタントとして独立されている。

本職は、経営コンサルというより、マーケッターのコンサルタント業であり、アメリカの手法を、はじめて日本もたらした人物でもある。現在2万人を超えるクライアントを抱えているようで、その才覚は、他の追随を許さない。

アメリカのマーケティング理論を、はじめて日本に書物として紹介したパイオニアと称されている。