『100倍クリックされる 超Webライティング バズる単語300(東香名子)』からバズる記事を作る

東香名子さんが書いた「100倍クリックされる 超Webライティング バズる単語300」からバズるタイトルを作るコツを知ることができる。記事を読んで貰えず、PV数が上がらない人にぜひ読んで欲しい一冊だ。

著者の東香名子さんはサイトのPV数を650倍にした女性サイトの元編集長だ。経験を元に書かれた100倍クリックされるというタイトルは多くの人に読まれている。

今回は、100倍クリックされる超Webライティング バズる単語300を解説する。

バズる記事を書きたい人が読むべき人

本書を読むべき人はブログなどのWebサイトに毎日記事を投稿し続けているのにPV数に伸び悩んでいる人だ。本書を読めば、読者に読みたいと思われるようなタイトルをつけるための単語を知ることができる。

PV数を上げるためにSEO対策をすることは重要だ。しかし、SEO対策をしたとしても読者に読みたいと思われなければPV数を伸ばすことは難しい。読みたいと思ってもらうためにはタイトルに目に留まりやすい「バズる単語やフレーズ」が必要だ。

本書「バズる単語やフレーズ」を300個10のカテゴリーに分けて紹介している。具体的な使い方の例とシンプルにまとめられた解説から初心者でも今すぐ使える内容となっている。

記事のタイトルをつける際の辞書代わりにおすすめの一冊だ。

バズる記事を作るにはタイトルが重要

東さんは女性サイトの編集長をしているときに月間1万PVだったサイトをタイトルだけで650万PVまで上げた経験を持たれている。このことからもバズる記事を作るためにはタイトルが重要であることが分かる。

なぜタイトルが重要か

バズる記事を作るためにはタイトルが重要となる。なぜならば、1つ1つの記事をじっくり読んでくれないからだ。例えば、旅行に行くときおすすめの観光地を調べるとき、Google検索を書けた1ページ目の全ての記事を読むことはないだろう。

記事のタイトルを見て、あなたが読みたいと思った記事をクリックして読むのではなないだろうか。つまり、読者が読みたいと思うタイトルをつけなければPV数をあげることは難しい。クリックされても真剣に読んでもらえる可能性も低くなる。

Web上ではたくさんの記事が出稿されている。そのなかで、自分の書いた記事を読んでもらうには読者の心を動かす、心を惹きつけるようなタイトルが求められるのではないだろうか。

バズる記事のタイトルとは

バズる記事のタイトルには読者の目に留まる「単語やフレーズ」が使われている。読者の目に留まるタイトルに使われている単語はWeb記事に限らず、書籍や雑誌の記事にも使われている。料理本などで用いられる「時短」「手軽」が良い例だ。

忙しくて、少しでも家事にかかる負担や時間を減らした主婦や1人暮らしの人などには効果的だろう。記事を読んでもらためには読む人が求めているものを単語や短いフレーズで表現することがバズる記事のタイトルだ。

ここで注意したいのは全ての記事に通用する「バズる単語やフレーズ」はないということだ。

人が求めているものは千差万別だ。全ての人、すべての記事に使えるような万能な単語やフレーズはない。

プロフェッショナルの人向けの記事に「初心者必見」というタイトルをつけてたとしても読んでもらえることはないだろう。タイトルをつける際には「この記事を読んで欲しい人は誰か」というペルソナを考えることが重要だ。

バズる記事にするために必要な単語

本書ではバズる単語を10のカテゴリー、300以上の単語とフレーズから成り立っている。まず、10のカテゴリーは以下の通りだ。

  1. 簡単・手軽
  2. 早わかり
  3. 知識
  4. お得・特別
  5. 数字・時代
  6. リアリティ
  7. ライフスタイル
  8. ネガティブ
  9. 定番
  10. トレンド

どれも普段記事を見る中で使われていそうなフレーズが入っているカテゴリーだ。しかし、具体的にどんな単語が入っているのだろうか。

簡単・手軽

単語例:簡単・手軽・初心者・時短・頑張らなくても○○できる。

簡単・手軽の単語やフレーズは難しいことに対してハードルを下げる効果がある。人は難しいものに挑戦したり、面倒なことを避ける傾向がある。しかし、心の中ではやりたい、できたらいいなという心情もある。

プログラミングの習得がしたいと思っても「プログラミングは難しそう」「専門的な人がやることだろう」と避けてしまいがちだ。しかし、「初心者でもできるプログラミング」と書いてあると自分でもできるのではないかと思い、一度目を通したくなるだろう。

誰でもできるという簡単さ、手軽さをタイトルに入れることで「自分にもできそう」と思わせる単語だ。

早わかり

単語例:まとめ、裏技、秘訣、手っ取り早く

早わかりは複雑なことに対してシンプルに答えを導くために使う。情報にあるれた現在、ひとつのことを深く調べる時間はない。また、情報がすぐに集まる時代において、人が求めるものは「すぐにわかること」だ。

知りたい情報を早く、確実に入手できるという魅力をタイトルに入れることで読者の読みたいを誘い込む単語だ。

知識

単語例:メリット、共通点、基本、誰にも教えたくない

知りたい情報を整理したり、疑問に思っているけど周りもあまり分かっていないような知識を提供する時に使いたい単語だ。情報化社会になって知識が持つ役割は大きくなっている。

知識マウントなんて言葉も出る世の中だ。知識が以下に価値を持っているかが分かる。

記事を読めば、価値のある知識を得ることができるという誘導に使う単語だ。

お得・特別

単語例:コスパ、無料、知らなきゃ損

損したくないという人の心理を付いた単語だ。お得感や特別感は人の欲求を満たす上で欠かせないものとなる。

そのため、スーパーのセールや季節のお菓子などにも使われている単語だ。

数字・時代

単語例:ランキング、No.1、BEST○、○歳からはじめる

実績や事実を示すための単語だ。実績や事実に基づいているということは読者を安心させる要素となる。商品を買う際、Amazonや価格ドットコムのランキングを見る人は多いと思う。実績や事実を数字で示されると人は安心する。

タイトルに入れれば、実績や事実に基づいて記事を書いているという安心感ともなる。

しかし、注意点としては裏付けがなければ信頼を失墜するので、事実関係ははっきりさせておきたい。

リアリティ

単語例:本当、本音、専門家が教える

リアリティのある情報は信頼性があるため、読んでもらいやすい。例えば、スポーツでも素人が解説した練習法とプロの解説した練習法ではプロの方を選ぶと思います。なぜなら、リアリティのある情報のほうが信用できるからです。

リアリティのある記事というのは多少興味があれば、惹かれてしまいます。

記事の信頼性はタイトルからアピールしていこう。

ライフスタイル

単語例:モテる、理想、ハマる

ライフスタイルは日常的に安心感を得るや不足しているものを満たす記事に使いたい。

今の生活を充実させる方法や理想の生活や自分になるためにはこうするべきだという記事に使いたい単語だ。

ネガティブ

単語例:やってはいけない、やめるべき、禁断の

危機感をあおるために使う単語だ。人は危機感から目をそらそうとしても気になってしまう。タバコが身体に悪いと分かっていながらも吸ってしまう。けれど、将来自分がどんな病気になるのかが気になるという感じと同じだ。

ネガティブな単語は人の不安を煽って、記事に呼び込む際に使いたい。

定番

単語例:意外、思わず、習慣

人が安心するのはやはり定番の単語だ。長い間、確固たるものを気づいてきたからこそ人を惹きつける。

困った際には、定番の単語を選んでタイトルをつけることをおすすめする。

トレンド

単語例:あるある、都市伝説

トレンドとは記事を書いた時期に流行った単語を入れることだ。トレンドを入れることで多くの人が注目する。また、記事がしっかりと最新化されているという判断材料にもなる。

無理やり使う必要はないが、使えるならば積極的に使っていきたい単語だ。

まとめ

記事の内容に応じてどの単語をどう使うかを分かりやすく解説している。本書を使えばPV数を上げるだけでなく、タイトルを簡単に作ることが可能だ。机の上においてタイトルを作る際にすぐに読めるようにしておきたい。

繰り返しになるが、タイトルはPV数を上げるためには重要なファクターとなる。どんなに良い記事も読まれなくては意味がなくなってしまう。

読んでもらうためにもタイトルで読者の心を動かすことを意識していきたい。